宮崎レインゲーム地獄篇の続き。
河口でのデカハゼ騒ぎの後、
宮崎のベイティストBON氏の携帯にリアルタイムでナウな情報が入った。
「上流にシーバスを確認」
とりあえず一縷の望みを掛けて上流へ向かうことに。
その道中、BON氏は語りだした。
BON「しばらく前にさ、N先輩とその上流でライトゲームをしていた時釣り人が話しかけてきたんだ。」
イワユウ「それで?」
BON「そんな道具とルアーじゃ(ライトゲームじゃ)ここで魚をGETすることは不可能ですよって」
イワユウ「感じ悪いね・・・。」
BON「実際釣れなかったからその通りなんだけど。だから絶対釣れないと思う。」
イワユウ「絶対・・・ね・・・釣れたら伝説になるかね」
BON「確実になるwだから釣ってほしい。」
イワユウ「って、そんなの釣れるわけないじゃないかw」
内心ではやる気のある魚さえ居れば絶対に釣れると思っていた。
しかしリバーシーバスの知識なんて皆無。
幼いころリバーバスをちょっとした記憶があるけど定かではない。
釣り場へ到着。
車の中から見た景色は清流と言っていいほど綺麗な川で山の中だった。
到着早々、タックルを用意しサボテンダーばりに両腕を上下に交互させながらゴロタを走って行った。
ザーーーと飛沫をあげて流れる川から出るマイナスイオンの効果だろうか、気分はとても爽快。
気分上々で “1投目” を関際へフルキャストォォオオオ!
チャポン。
ゴッゴッゴ
若干スローに巻くと底石にゴリゴリ当たる。
よし、ファストリトリーブで川の流れと同じ速度で巻こう。
コッコココ
底石に当たる感覚は減ったな。よし。
高速で1トゥイッチ、ストップ、ファストリトリーブ。
ドッ
はい~?(相棒の杉下右京ばりに)
その一瞬で逡巡する。
石に引っかかったなら川の流れと同じ速さでロッドを下降させていればまた浮き同じような感覚が来る。
しかし、来ない。
うるぅぅぅらぁぁああああ!!!!
フゥゥゥウウウッキィィィイイイング!!!!!!!!!!!!!
ガッドドドドドドド!!!!!ジッジジ!
ロッドが川へのめる!
うおらー!!!!
さすがにフルキャストしているぶん距離があるのでなかなか寄ってこない。
ズバッバシャシャシャシャ!!!!
魚が水面を割って跳ねる!
魚が上流で掛かり、下降しながらファイトしている。
ジッジジ!
これはいかん。
魚の口への負担を減らすために魚と一緒に川を下りながらのファイト!
10mだろうか、20mだろうか、下ったあたりで流れの緩い場所を発見し走りながらそのエリアでランディングできるようリーリング。
ズバッバシャシャシャシャ!!!!
魚が水面を割って跳ねる!
もういい!!!
思い切って空中を飛んでいる魚を強引に寄せる。
ビタンビタン!!
ふんぬるぅぁあああ!!!ハンドランディング!
絶対無理と言われた定説をたった1投で打ち砕いた気分は「してやったり!」
イワユウ「BONちゃ~ん1投で釣れたで~」
BON「はい~~!?うっそ、マジで!?ありえない!!!!」
とりあえず1投でリバーシーバス攻略。
かなり浮かれて伝説になったつもりだったけれど少々落ち着いて、
マグレの1本であることを払しょくするためには2本目をゲットしないといけないだろう。
イワユウ「BONちゃん、2本目釣ったらファンタジスタになれるかな?」
BON「いや~なれるなれる!というかもうそうだと思うけどw」
1本を釣ってから多々ショートバイトがあるけど魚が全くノらない。
1投目との違いは、アシストフックを装備していること。
それ以外は無い。
もう日も落ちてきている。
チャンスは短い。
思い切ってアシストフックを外してみた。
フルキャストォォオオオ!
ちゃぽん。
コッコココ
コッコココ
すもっ
妙な感覚の後にロッドがのめらない。
刹那!!
ドッ!
間違いないフゥゥゥウウウッキィィィイイイング!!!!!!!!!!!!!
ドバシャシャシャ!!!!
今回も同じように流れの緩い場所でランディングするために下降してゆく。
けれど足もとが真っ暗でうまく走れない!!!
足をグネグネさせながら猛ダッシュで下降!
ドバシャシャシャ!!!!
うるぅぅぅらぁぁああああ!!!!
ということで、マグレではなく狙って釣った事を証明してくれる2本目をゲット!
BONちゃんは車のリヤハッチの下でバックラッシュを直していた。
とことこと、歩いていく。
イワユウ「ほい2本目」
BON「えぇぇぇぇえええええ!!!???マジ!!!」
イワユウ「これで狙って釣った裏付けになるね」
BON「やべえ、俺がうれしいww」
と、定説を裏付けて破綻させた釣行でした。
翌朝も行ってみましたが朝マヅメにギリギリ間に合ったのか、イワユウ、BONともに1バイトで終了。
BON氏はバラしたみたい。
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